AI導入の相談

ツール比較 · 2026年11月1日

規制が緩いAIはある?主要サービスの禁止事項を公式の規約で比較

「規制が緩いAI」「NGなしのAI」を探す人向けに、ChatGPT、Claude、Gemini、Copilot、Mistralの公式の規約を確かめて違いを整理しました。性的な内容やフィルター回避の扱い、仕事で断られたときの正しい対処が分かります。

規制が緩いAIを先に結論から

文章を作るAIにも、作ってよい内容の決まりがあります。確かめた5つのサービスのうち、禁止事項が何もないものはありませんでした。

この記事では、2026年11月1日に各社の公式ページを確かめて違いを整理します。規約の書き方の比較であり、実際にどの質問に答えるかを試した結果ではありません。

規約で分かること

  • 何を禁止しているか
  • フィルターの回避を認めているか
  • 例外があるか

規約では分からないこと

  • ある質問に実際に答えるか
  • どの程度の頻度で断られるか
  • 断られにくさのサービス間の順位

主要サービスの禁止事項を比較

公式ページで確認した内容

サービス確認した文書性的な内容フィルターの回避
ChatGPTModel Spec (2026年10月29日版)官能的な内容に応じない方針。未成年者の性的な内容は生成しない上位の指示は利用者が上書きできないと説明
Claude利用規定性的に露骨な内容の生成を禁止意図的な回避を禁止
Gemini生成AIの禁止利用ポリシー性的に露骨な内容を禁止回避を禁止
Copilot利用規約成人向けの内容の作成と共有を禁止ジェイルブレイクなどを禁止
Mistral利用規定同意のない親密な画像と児童の性的虐待の内容を禁止回避を禁止
2026年11月1日時点。ChatGPTは利用規定のページを開けなかったため、公開されているModel Specの見出しで確認しました。出典:OpenAI、Anthropic、Google、Microsoft、Mistral AIの公式ページ

ChatGPT

OpenAIのModel Specは、モデルの振る舞いの方針を公開した文書です。「Don't respond with erotica or gore」という方針と、未成年者の性的な内容を生成しないという方針が見出しにあります。後者は最上位の決まりに位置づけられています。

このページは参照用の版で、現在の方針と違う場合があるとも書かれています。利用規定は今回開けなかったため、使う前に自分で確かめてください。

Claude

Anthropicの利用規定は、性的に露骨な内容の生成や官能的な会話を禁止しています。確認時点の表示は2026年11月12日発効です。

一方で、安全対策で止められただけでは違反を意味しないとも書かれています。止められたことと、規約違反を区別している点は覚えておいてよいでしょう。

Gemini

Googleの生成AIの禁止利用ポリシーは、ポルノや性的な満足を目的に作られたものを含む、性的に露骨な内容を禁止しています。確認時点の最終更新日は2024年12月17日です。

教育、記録、科学、芸術の目的や、害より公益が大きい場合は例外がありえるとも書かれています。例外の判断はGoogle側が行うもので、利用者が名乗れば認められるものではありません。

Microsoft Copilot

Copilotの利用規約は、成人向けの内容の作成と共有を禁止しています。確認時点の発効日は2026年8月18日です。プロンプトでの操作やジェイルブレイクも、禁止する行為の例に挙げています。

Mistral

Mistral AIの利用規定には、成人向けの内容全般を禁止する文言を確認できませんでした。同意のない親密な画像の生成、児童の性的虐待の内容、安全フィルターの回避は禁止しています。確認時点の発効日は2026年6月11日です。

Grokについて

xAIの規約は公式ページを開けず本文を確認できなかったため、比較から外しました。

「規制なし」をうたう無名のサービスに注意

規制のなさを売りにするサービスは、見る順番を変える必要があります。AIの性能より先に、運営者とデータの扱いを確かめてください。

  1. 運営者を確かめる

    運営会社の名前と連絡先が書かれているかを見ます。問題が起きたときの相手が分からないサービスは、仕事に向きません。

  2. データの扱いを読む

    入力した内容が保存されるか、学習に使われるかをプライバシーポリシーで確かめます。

  3. 入力する情報を絞る

    個人情報と社外秘は入力しません。公開されても困らない内容だけで試します。

画像を作るAIの場合は画像生成AIの「規制なし」の解説で別に整理しています。

仕事の質問を断られたときの対処

問題のない業務の相談でも、医療、法律、セキュリティなどの話題では止められることがあります。回避の方法を探すのではなく、正しい情報を足して聞き直します。

試してよいこと

  • 目的と自分の立場を正直に書く
  • 質問を一般的な内容に絞る
  • 公式資料を読む、担当の専門家に聞く

避けること

  • 架空の設定で決まりをすり抜ける
  • ジェイルブレイクの手順を試す
  • 利用停止後に別のアカウントで使う

AIが誤って答える問題は別の話です。詳しくはChatGPTが事実と違う回答を返す理由を参考にしてください。

よくある質問

NGなしのAIはありますか?

確かめた5つのサービスには、禁止事項がないものはありませんでした。ローカルで動かす場合もモデルの利用条件と法律は残ります。

いちばん規制が緩いAIはどれですか?

規約を読むだけでは順位を付けられません。規約の文言と、実際に質問へ答えるかどうかは別だからです。この記事でも順位は付けていません。

規制を回避する方法はありますか?

この記事では扱いません。確かめたサービスの多くは回避を規約で禁止しており、利用停止につながるおそれがあります。

断られたら規約違反になりますか?

断られたことだけで違反とは限りません。Anthropicの利用規定も、安全対策で止められただけでは違反を意味しないと書いています。判断は各社の規約を確かめてください。

AI を、いつもの業務に組み込む。 無料で相談する →

aitip 編集部AIで業務を効率化し、生産性を最大化する施策を紹介する実践型メディア

次に読む

運営者が提供するサービス xzap

AI を、いつもの業務に組み込む。

チャットやメールに届いた情報を AI が読み取り、帳票と会計へ自動で書き込む。組み込みはこちらで行います。

無料で相談する